7月9日の記事で収穫量予測を計算してみたけど
実際には茎数 粒数ももう少し少ないようです。
そして登熟率ですが 坪14万粒以上になると
60%まで落ちるそうです。
茎数を立てるほど沢山収穫できるかと言うと そうでもないようで
お互いに日陰を作ってしまい 光合成ができにくくなります。
1穂の粒数もその葉面積によって最適粒数があるはずで
小さな葉が付いてるのに大きな穂が出来ても
全部の籾にデンプンを詰め込む事が出来なくなるわけですね。
そして葉の形状です。

左がV字稲 右がへの字稲です。
左のV字稲は葉が4枚付いていますが
下の葉になるほど長くなっています。
これは中期の窒素の中断と中干しによって
上位の葉が伸びる頃に成長を抑制しているからです。
右のへの字稲は上から2番目の第2葉が一番長く
第4葉は出ていません。
つまり上位葉優先の形になっています。
さてどちらが光合成に有利でしょうか?
そして葉の直立です。
稲のように細長い葉をもつ植物は
葉をまっすぐに立てるほど下位の葉にまで
日光を当てる事が出来ます。
我が家のコシヒカリ 鶏糞がよく効いたあたりは
久しぶりの雨で じわじわと傾いてきました。

茎の弱いのはコシヒカリの宿命ですが
ますますお日様の光を取り込めない形になってしまい
出来過ぎで実が入らない この体制に突き進んでいます。