最近は菜の花の集荷場で営農指導員のAさんと話す機会がよくある
来年の米作で飼料米かプレミアム米かの話になると
飼料米は所詮政府の援助で成り立っているので
政府の方針が変わればそれで終わりになる可能性が高い
それよりも難易度の高いプレミアム米を手掛けるのが良いのじゃないか
という話になりまして
我が家では来年は「プレミアム阿波美人」に挑戦して見る事にしました。
さてJAあなん独自のブランド米としてこれから立ち上げていこうとしている段階
その内容ですが
1 環境にやさしい農業に取り組むエコファーマー である事
これはプレミアム米を手掛ける事によって後からでも認定を受ける事が出来る
2 共同販売経理を行う集落営農
エコファーマーの特例措置に関する事だから 個人でも問題ないはず
3 生産認定基準 各項目1つだけクリアすれば良い
①環境配慮技術の導入
有機質肥料の施用による硝酸態窒素低減
局所施肥による圃場からの濁水流失防止
水田ハローの利用による環境にやさしい作土層の形成
②炭素貯留に効果の高い取り組み
5割低減の取り組みの前後にカバークロップ(緑肥等)の作付
C/N比が10以上である堆肥の適正散布
③化学肥料の低減
徳島県の慣行レベル窒素7,0kgから5割低減の3,5kgにする
④化学合成農薬の低減
徳島県の慣行レベル16成分から5割削減の8成分にする
現在の我が家では
エコファーマー 水田ハロー 緑肥 化学肥料は0 農薬は7成分
ですべてクリアしてる状態です。
JAが上の基準に合わせた施肥例を作っています
①窒素成分量3,5kg
土づくり 牛糞堆肥600~800kg ケイカル100~150kg
元肥 イネ完ちゃん20kg(一発肥料 窒素量17%)
中間追肥 苦土入りPK2号20~40kg
穂肥 なし
価格 33000円
②窒素成分量2,4kg
土づくり 牛糞堆肥600~800kg ケイカル100~150kg
元肥 農援隊(有機率57%)60kg
中間追肥 苦土入りPK2号20~40kg
穂肥 農援隊20kg
価格 34000円
我が家の場合
秋に鶏糞10袋 菜の花の種子1ℓ 田植え前に鶏糞15袋
出穂期 ニガリ流し込み2回で4ℓ
価格 11600円
農協さんの施肥設計で米が取れるのか
おそらく収量はかなり少なくなると思う
ただ単に化学肥料を減らしても代替えの有機肥料で窒素量を補ってない
また説明会があるはずだからそこのところを聞いて施肥設計も考え直そう
化学農薬に関しては
成分数の少ない農薬できっちり防除もして行くようです
育苗期 ダコニール+タチガレン
田植え期 デジタルコラトップアクタラ(苗箱粒剤)(2成分)
除草剤 エーワン(2成分)
穂揃期 ラブサイド(イモチ予防)+スタークル(カメムシ予防)
使用成分数 8成分
我が家の場合
育苗期 ダコニール+タチガレン(農協苗)
田植え期 除草剤 半蔵(4成分)
中期 クログワイが残草した部分にワイドアタック(1成分)
使用成分数 7成分
カメムシ発生が予想される時はスタークルを使える余裕があります
籾すりの時に選別網を1,9mmに交換して
出荷時 1,9mm目の手篩い検査で網下が10粒以内である事
さてこれからどれくらいの面積でプレミアム米に挑戦するか
田んぼの条件を考えながら検討を進めていきます。