鶏糞稲作は低コスト稲作 

カテゴリ:2013年稲作

少し前に村の役員さん達と忘年会をやりましたが、その時に聞いた話

70代の方で今でも精力的に稲作りに励んでる方が

米は安いし肥料代もばかにならないから化学肥料の替わりに

鶏糞を30袋田んぼに入れて米を作ったって言うんです。

一発肥の稲ひとふりの価格が3300円くらいだったと思うけど

これを2袋から3袋 どこの家も入れてる。

ダイキで1袋98円の鶏糞を買ってきて30袋だと経費は半分以下

これで4石採れたと言うのだから凄い事です。

鶏糞1袋は15kgだから反当450kg入れた事になる

稲は倒れませんでしたかって聞いたら倒れなかったと言ってた。

ただ品種はキヌヒカリでコシヒカリではなかった。

私の経験ではコシヒカリだと畳を敷いたようになってたでしょう。


ほんとに考えてみれば化学肥料よりだいぶ安くついて有機栽培になり

コメの味は良くなるは収穫量は増えるは 言う事なしの栽培法かもしれません。


我が家は秋に10袋 春に緑肥がうまく育たなかったさらに10袋入れてる

秋に入れた分は菜の花緑肥の肥料としてだから春までに効果はなくなってる

菜の花がうまく育たなかったら種代も鶏糞代も無駄になった事になる

最近は秋の大雨で失敗する事が多くてやり方を変えないといけないかと思ってたところでした。


この鶏糞稲作 問題は田んぼに散布の方法だと思うんです。

一昨年は袋を半分ほど切って手で持って田んぼの中を全部歩いて回った。

体力的にしんどかったので去年からグランドソワーで散布してます。

ただグランドソワーなどの機械散布はペレットでないと詰まってうまく撒けない

同じ鶏糞でも価格は倍以上になりますがそれでも化学肥料よりは安い。


あとは田んぼに撒く時期と量です。

早く撒くほど肥料効果は薄れる 代かきの直前が一番有効で効いてくる時期も

への字追肥の時期と同じ頃の出穂45日前ごろになる

ただ今まで化学肥料で初期の茎数を取ってた人が晩期茎数確保型になっても

辛抱できるかどうかですね。

鶏糞を入れてるのに 最初茎数が取れないからあわてて肥料を振ると確実に倒れる。

理屈が分かってなくて鶏糞稲作をやると失敗するのは目に見えてます。


鶏糞の散布量ですが鶏糞の窒素量は大まかに約3%

10袋入れると4.5kgの窒素量になるけど

実際稲に利用されるのは60%くらいと言われるのでそれを考えに入れておかないといけない

コシヒカリの平均的な窒素要求量は7kg程度だから15袋くらいが良いかもしれない

30袋だと確実に倒れるでしょうね。

袋に書かれてる窒素含有量をチェックして 後は経験的に施肥量を変えて行くのがよい


鶏糞は肥料として効果は高いけど土壌改良剤的な効果は期待できない。

つまり土づくり 地力を上げるのには向いていない

一方 牛フンは肥料としての効果は薄いけど地力は確実についていく

それは一緒に入ってる敷料によるものでしょう

最近はオガクズやカンナくずを牛舎の下に敷いて敷料にしてる

これが木質だから炭素率が高く腐りにくい

田んぼに入れるとこれが長く効く 地力となってくれるわけ

牛フンの窒素含有量は0.6%くらいだから 田んぼに入れるのはトン単位で入れるのが良い

ただ散布の方法が問題だけどね。



検索から見に来られた方の為に書き添えておきます

後から聞いた話では 鶏糞を30袋も入れた時期は秋だったそうで

4月の田植えまでには肥効も薄れてきてちょうど良かったのかもしれません



グランドソワーで鶏糞を散布したのを動画に撮りました




今年から使ってるEM菌入りの発酵ペレット鶏糞

 土が喜ぶ!植物が喜ぶ!つぶつぶ君(20Kg)

コメント

Re:鶏糞稲作は低コスト稲作

質問
毎年春の田お越し直前(4月)に鶏糞を反300kg蒔いていますが7月までしかもちません(一発エコ大名反35kg蒔いている)、有機栽培をするにはその後どうしたらよいかわかりません、また、どうしていますか、教えてください。

清水さんへ

どちらの地方かは分かりませんが4月に鶏糞散布のあと 
田植えは直後にしてるんでしょうか?
記事に書きましたように田植えまでの期間が長いほど肥料効果は薄れると思います。また肥効の現れ方が早くに出てしまい初期に茎数が出来てしまうとへの字追肥の頃には食いつくしてへの字育成しない事もあるようですよ。
色がゆっくり褪めて行くようであれば稲に任せておけばよいし、出穂前にあまりに黄化した場合は穂肥も必要かと思います。

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