この前 立江町でもう代掻きをやってる事を書きましたが
その近く 羽ノ浦ミリオンの西側で見た田んぼ

最初は今私がやってるトラクターのロータリーの爪を内向きにした
内盛り耕で耕してるんだと思ってました。
よくみると土が大きな塊のままで、おそらくディスクロータリーによる反転耕
気温の低い時は土の中に空気を入れて発酵させる耕し方が良いらしい。
深耕で土壌改良の意味でもやってるのでしょう
イセキの展示会で聞いた話を思い出しました ディスクロータリーやプラソイラによる
心土破壊が稲作の増収と品質の向上につながると言う事でした。
現代ではどこの家も田んぼを耕すのはトラクターを使ってますが
毎年同じ深さで耕してると 耕土の下に固い硬板層が出来ます。
だいたいこちらの方では土中の鉄分が沈殿して赤い層に場合が多い
昔は一寸一石と言って 深く耕すほどお米が良く採れると言う事でしたが
人力で鍬を使って耕していたころの話。
私の考えでは深く耕し過ぎて硬板層を崩してしまうとトラクターや田植え機の
操作性が悪くなり 下手するとにじり込ませてしまうと考えていました。
ところがイセキで聞いてきた話は少し違ってたんですね
問題なのは硬板層の上に出来る練り層
代かきを丁寧にやると泥が分離して粒子が細かく粘い土が下にたまる
これが練り層で透水性が著しく悪く 酸素不足から硫化水素や有機酸が発生するため
稲の根っこはそれより下に伸びる事が出来ない。
だからこの練り層を破壊して根が下方に伸びられるようにしてやる事が大事だと言うのです。
丁度 高低差直しで土を掘り起こしているので見てみました。

メジャーの先を当ててるところがちょっと赤っぽい土 硬板層です。
丁度20cmの深さにあります。

そして 下から6~7cmの所までが練り層
土の色が灰色っぽく粘土のように見えます。
さてこの層を破壊するにはロータリーでは無理なんでしょうか?
やるのは簡単 代かきの時は水が入ってるので土は柔らかくいくらでも深く耕せる
でもね~ 田植え機が動かなくなったらどうしよう・・
農器具のメーカー スガノが説明してるページがありました
これ