への字稲作とは 故 井原 豊さんが提唱した方法で
肥料を元肥なしで初めて 穂肥えもやらない
ただ 出穂45日前ごろに 窒素肥料を与えて 後はゆっくり肥効が覚めて行く
この肥料の効き方が 文字のへの字に似てることから への字稲作と呼ばれています
これに対して
一般的に行われている稲作は 初期茎数確保型で
田植えと同時にやった元肥で どんどん分げつを出し
20本を超えたころから 中干しと窒素の中断をして 分げつを止めます
出穂2~3週間前から 穂肥えを与えてまた稲の色を濃くしていきます
つまり 肥効の現れ方が文字の Ⅴの字に似てることから Ⅴ字稲作とも呼ばれています
への字稲作は 中後期分げつ型の稲作ですので 疎埴 薄植え を基本とします
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追肥前 出穂前 稲刈り への字稲作イメージ Ⅴ字稲作イメージ


への字稲作を写真を使って詳しく説明している本がありました
井原豊のへの字型イネつくり 井原豊さんを追悼記念の本です
井原死すともへの字は死せず