今年の食味値 

カテゴリ:2020稲作

今年の食味計の結果がでました。

水分     13.0%
タンパク    7.2%
アミロース  16.5%
脂肪酸    18
スコア     78

スコアが80点を切ってしまいましたが
出荷先に水分が高くて規格外と言われたので
2段乾燥をしているのに停止水分を14.5%にしたら
結果としてもっと低くなってしまったようです。
去年倒伏した田んぼが多かったので肥料を控えめにしたのですが
それでもタンパクが少し上がってしまった為でしょう。


以前の結果は
去年は計ってなかったのでその前の年からです。

2018年
水分     14.2%
タンパク    6.4%
アミロース  17.1%
脂肪酸    17
スコア     84

2017年
水分     13.7%
タンパク    6.6%
アミロース  16.9%
脂肪酸    18
スコア     84

2016年
水分     13.3%
タンパク    7.0%
アミロース  16.2%
脂肪酸    12
スコア     78

2015年
水分     14.0%
タンパク    6.9%
アミロース  17.3%
脂肪酸    17
スコア     80



色彩選別機(山本製作所 YFG-2300)の紹介 

カテゴリ:2020稲作

今年の稲刈りは終わって少し落ち着いてきたので

新しく買った色彩選別機の事を書いてみます。

イセキでは山本製作所の販売元になりますが

クボタなどはサタケのサクセスナイト(SGS-2300k)と言う名称のようです。


3月から発売が開始になったばかりの新型で

特徴は光源がLEDに変わったので暖機運転が

30分から5分に短縮になったことと

不良米をエアで弾く為のバルブが

普通のソレノイド(電磁石)バルブから

ピエゾ(圧電素子)バルブに変わって

応答速度が速く エアの圧も低く出来た事らしい

処理能力も大きくなってるみたいです。

SnapShot(29).jpg

エアドライヤの付いたコンプレッサと両方でかなり高額になりましたが

ネット販売してるお米は着色米の混入のない綺麗なお米になりました。


動画です


アキサカリの稲刈り 

カテゴリ:2020稲作

9月5日に台風が近づいてきてるので慌ててアキサカリの稲刈りをしました。

ホントはもっと早く稲刈りするつもりだったんだけど

よその稲刈りを頼まれて手伝いに行ってたんで

雨の前 ギリちょんでの稲刈りでした。

土曜日だったんで息子がほとんど刈ってくれた

20200905_084406.jpg

アキサカリは多収品種で良食味と言われていますが

今日籾すりした結果はやっぱり3石しかなかった。

菜の花後はかなりよかったけど他の田んぼがよくなかった。


まだまだ課題があるような気がするけど

来年はがんばりまっせ

やっぱり百姓の来年か・・

稲刈りは8月18日から開始 

カテゴリ:2020稲作

写真の縮小が上手く出来なくなって長いことブログ更新が止まってましたが

今年のコシヒカリの稲刈りは8月18日から始めて26日で終わりました。


新規に引き受けた田んぼは長いこと休んでたせいかかなり出来がよかった

20200818_130406.jpg

後半になって雑草がいっぱい生えたけどそのまま刈り取った

黒い豆みたいな種が出来るクサネムも沢山あったけど

新しく導入した色彩選別機を信じて気にせずに刈りました。



20200824_133214.jpg

かなり水持ちの悪かった田んぼは出来が悪く

雑草のコナギもいっぱい生えてた。


20200820_170800.jpg

若干倒れそうになった田んぼはやっぱり穂が長く

収穫量もまずまずでしたが

全体としては平均3石450kg程度で

去年倒れた時よりもまだ悪かった。

原因を色々考えてたけど

もしかしたら食味アップを狙って海水を流し込んだのが

だんだんと影響してるのかもしれない。

それで来年からは海水の流し込みを少なくする

それに秋の耕転の回数を少し増やしてみようと思ってます。


今年初めて栽培してるアキサカリですが

かなり肥料を多く入れた田んぼは調子がいいです。

20200829_150545.jpg


それに菜の花栽培跡に作った所も沢山分げつが取れた

20200829_151807.jpg

稲刈りは9月10日頃かなと思ってますが

台風の雨でどうなることかね・・

アキサカリ 出穂した 

カテゴリ:2020稲作

四国地方もようやく梅雨明けして暑くなってきてます

5月15日に植えたアキサカリですが出穂しました。

20200801_131149.jpg

多収米でありながら食味がよいとのことで

肥料はかなり多く入れた。

硫安20kgと尿素9kg だから色が濃いまま出穂してます。

20200801_132324.jpg

こちらは菜の花の後作のアキサカリ

無肥料でもこれだけ色が濃いです。

茎数も増えすぎと思うくらいですが、倒伏しにくいとのことで

あまり心配はしてません。


そして先に植えたコシヒカリですが傾穂期になってきてます。

20200730_161442.jpg

田んぼによってばらつきが大きいですが

新規に引き受けた田んぼは無肥料でそだててもこんな状態

スカッと伸びた止め葉はがっちり光合成してくれるでしょう。


7月21日に例年のように食味アップを狙って海水の流し込みをしました。

今年は除草剤を使ってない田んぼと菜の花の田んぼには

硫酸マグネシウムも流し込んでみた。

で~~  お米の食味を良くする話をユーチューブに上げてみました。

かなり長い時間くっちゃべってますがよかったら見て下さい。



出穂しました 

カテゴリ:2020稲作

一番始めに田植えした田んぼで出穂してました。

予測通り14日頃の出穂となりました。

出穂

ジャンボタニシがいっぱい居る田んぼで除草剤を使ってません。

すぐ横の田んぼは今年から引き受けた田んぼで

窒素肥料は入れてないけど、雑草残渣でやっぱりすごい出来になってます。

1出穂


我が家の保有田(写真右)は生育がよすぎて中干しをきつくしたのと

2回目の追肥を尿素1kg減じたので色がだいぶ薄くなってしまいました。

左の田んぼは硫安20kgと尿素7kgですので

濃い色のまま走り穂が出てます。

2出穂

中干しをきつくした後 水を入れると下葉が枯れてきました。

根っこが水根から畑根に変わってしまったからでしょう。

3出穂 (2)

でもまあ 分げつ数も取れてることだし

安心してみてられるくらいです。

さて出穂からだいたい30日で稲刈りになるので

お盆過ぎか20日頃から稲刈りとなりそうです。

これからはしっかりと光合成して籾にデンプンを詰め込まなければならない

梅雨明けが遅くなりそうなので日照が心配だね。


ところでほんとにほんとに欲しかった念願の色彩選別機を購入しました。

20200715_154522.jpg

今年3月に発売開始したばかりの新型で

圧電素子を使ったピエゾバルブでエアバルブの反応を早くしたので

処理能力を上げているみたいです。

それにLED光源を使ってるので暖機運転が30分から5分に短縮したとか

新型にふさわしい機能があるみたいです。

20200715_154550.jpg

同時に購入したエアドライヤ内蔵のコンプレッサーですが

キャスターが付いてないので移動が大変

160kgもあるのでどうやって移動するか検討中です。

また詳しいことは試運転の頃にアップしますね。

アキサカリに2回目の追肥 

カテゴリ:2020稲作

初めて栽培してるアキサカリですが

一回目は6月5日に追肥してますので

それから19日目の6月24日に2回目の追肥をしました。

6月24日 追肥

茎数もまずまず確保できてますが

多肥で栽培できるとのことで

尿素8kgとMリンpk10kgを流し込んだ。

前回は硫安を25kg入れているので

全投入窒素量は9kgになります。

さてどうなることか?

おそらく倒れることはないと思ってます。


それから2回のへの字追肥を終わったコシヒカリですが

田んぼによって肥効の現れ方がまちまち

効き過ぎた田んぼは中干しをきつくした。

大地 中干し

大きくひび割れて土も白く乾いてしまった部分もある

葉先が赤くなってきてしまったけど

これから穂首分化期の時期になるので

水を入れ始めてます。

水持ちの悪い田んぼは思ったほど色が上がらないので

6月16日に畦際からさらに硫安を追肥しました。

6gatu16niti.jpg

10日後の6月26日には追肥した部分だけ濃い色になってます

6gatu26niti.jpg

畦際は多肥でも倒れることはないので心配をしてないですけどね。


またまたユーチューブでくっちゃべってます


2回目のへの字追肥 

カテゴリ:2020稲作

今年は定点観測をやってないのでちょっと不安ですが

天気予報が雨続きなので予定を早めて

6月6日から2回目のへの字追肥を始めました。

SnapShot(21).jpg

去年は台風で倒れた田んぼもあるのでMリンpkを5kg増やして10kg

尿素は田んぼの分げつ具合を見て6kg~7kgにした。


それから今年から新しく栽培してるアキサカリには

1回目のへの字追肥を6月5日にやりました。

SnapShot(22).jpg

左の田んぼはジャンボタニシにかなり食われてるけど

1週間早く植えた同じ品種のアキサカリです。

アキサカリは草姿が穂数型で多収品種ですので

軽いV字で育てるのがよいかと考えてます。

出穂日を7月28日と予測して53日前になりますが

Mリンpk15kgと硫安25kgを流し込みした。


さて予想通り雨が降ってますがそれほどのドカ降りもしてないので

肥料が流れ出る心配もないでしょう。


動画です

への字追肥は5月22日から開始 

カテゴリ:2020稲作

ブログの過去記事から今までの出穂時期を調べてみたら

今年は少し早く田植えしたので7月15日頃になると予測

への字追肥は出穂の55日前と35日前の2回の予定だから

少し遅くなったけど5月22日から流し込み施肥を始めました。


無肥料で植えた苗は田植えから44日経っても

草丈は伸びてもほとんど分げつしてません

右側に少し見えてる田んぼは長年休んでた田んぼで

雑草緑肥で少し増えてます。

20200522_100233.jpg

3日置きに田植えしたのでその順番でずらしながら施肥していく

ただ出穂はそれほど日数がひらかないだろうから

これから毎日流し込みをするつもりです。

nagsikomi (2)

毎回の事ながら簡単な追肥でしょう

水を入れながら肥料を水口にぶちまけてやるだけ

水は水深10cmまで入れると全部に平均に広がる

菜の花栽培あとの田んぼはMリンpkを15kgだけ

他の田んぼはMリンpk15kgと硫安を20kg入れました。

20200525_155815.jpg

これもよくあることなんだけど

最初に流し込みした田んぼは全体が緑色になりました。

あまり気にしてないけど、この状態で水を追加すると肥料が偏る時もある

完全に水がなくなってから通常の水管理に持って行きます。


さてオクラの収穫が迫ってきて忙しくなるのは分かってるので

あと2日ほどで流し込み施肥は終わらせます。

5月10日にアキサカリを植えた 

カテゴリ:2020稲作

毎年少しずつコシヒカリ以外の品種を作ってみたけど

全国食味ランキングで徳島県北部が特Aに選ばれた

アキサカリと言う品種を3.5反ほど作ることにしました。

20200514_174701.jpg

田植えの時期が少し遅い品種でキヌヒカリと同じくらい

5月の連休に植えてるところも多いけど

ホントは5月15日頃がよいと言われてます。

我が家はオクラの手入れがあるので5月10日に植えた。

ジャンボタニシの居る田んぼだけど

去年ヒエが生えたので今年は除草剤を使う。

タニシは水を入れると目覚めるけど

寝起きはそれほど悪さはしないので

田植えから3日目に早々と除草剤を投入した。

深水にしてるので苗が見えにくい

アキサカリもへの字稲作で行くのでかなり薄植えですからね。

20200514_174716.jpg

左側は1週間ほど早く植えた同じアキサカリ

これだけ違いますからね。



20200514_163858.jpg

こちらは4月11日に植えたコシヒカリ

やっぱり薄植えだから 右側の田んぼとかなり違うでしょう

これからどんどんと引き離されていきますよ。

コシヒカリの田植えは4月19日で終了 

カテゴリ:2020稲作

だんだんと年齢が進むと体力も落ちてきて

田植えを1日3~4反にしてのんびりとやってきたけど

順調に進んで予定より1日早く終わりました。

心配なのがジャンボタニシ

今年も暖冬で氷点下になることがなかったから

かなり生き残ってるだろうな。

4月20日水没苗

4月20日に大雨が降って完全に水没した苗

落し口のない田んぼはそのままの状態

最初の10日間くらいはタニシも悪さをしないはずだけど

果たしてもうすでに食われてしまってるかもね。


21日からよその代かきと田植えを手伝いに行ってます

2町を2日で代かきして今日から田植えの予定

がんばりまっせ・・・

ハロー320回転で代かき 

カテゴリ:2020稲作

今年も菜の花の栽培あとは残渣がの量が半端なく多かった

根っこの大きなのがゴロゴロしてて

これで田植えができるのか心配になってきて

代かきをひと工夫してみました。

sirokaki.png

耕深をなるべく深くして、ハローの回転数をメーカーは540回転を推奨してるけど

320回転くらいまで落としてみました。

結果は思い通りに菜の花の根っこがほとんど見当たらないくらいになった。

それでほかの田んぼも稲わらがだいぶ残ってるので

同じように代かきして浮き藁は全く出ませんでした。

PTOは1速でもエンジンの回転数を下げないと320回転にならないので

エンジンは1500回転に下げて

その分トラクターの速度が遅くなるので4速に入れての代掻きにしました。

大きな雑草が生えてるところは少し残草が見られましたが

気になるほどでもなかったです。

去年の稲わらが残って田植え機のローターで練りこんだのを思えば

今回は正解だったと思ってます。

動画です


田植え開始 

カテゴリ:2020稲作

今年はかなりの面積のよその代掻きを頼まれて

予定がいっぱいになってきたので

我が家の田植えを2日ほど予定より早く8日に植えました。

心配してた浮き藁ですが

田んぼに入水を5日ほど早くから入れて

水を切らさないようにしたことと

荒代の深さを深くしてロータリーの回転を遅くしたら

ほとんど目立たなかったです。


20200408_112706.jpg

いつものように田植え機のワダチで回り植えの苗の位置を目印にした

ハスワ植えの畔際クラッチの切り替えも目印を頼りにするから簡単

20200408_113824.jpg

周回植え最後に出てくるところですが

ばっちり幅が合ってるのがわかりますか?

20200408_113928.jpg

代掻きから1日置いて田植えをしたので

水がかなり少ない状態で植えたけど、ばっちり植わったと思う。

冬場の気温が高くジャンボタニシが心配で

植え付け深さを浅くしたので田植え後の入水を翌日にした。

浅くしても少しでも根が土を捕まえてくれると浮き苗が減るから

20200408_151241.jpg

これだけ水のない状態でそのままにしたけど

ちょっと勇気がいったかな

20200409_065402.jpg

今朝水を入れてきたけどばっちりです。

深水にしすぎないようにしてべったり野萎えてしまわないようにします。

今日は次の田んぼを代掻き

明後日田植えをします。

4反くらいずつ 6回に分けて田植えの予定です。

3回目の田起し終わりました 

カテゴリ:2020稲作

オクラの種まきと菜の花の苗植えでバタバタしてたけど

田植え前に田んぼの耕転を急いでやりあげました。

結局稲刈りから後に3回田んぼをひいただけです。

nae_202003240638334e0.png

2回目の耕転が1月だったので雑草もまだ小さい冬草だけです

これから代かきのあとに残る春の草が出始める頃

タイミング的にはちょうどよかったかもしれない。

四隅の手作業も同時にやったからだいぶ忙しかった。

日曜日には息子も手伝ってくれてなんとか終わりました。

nae_202003240642332f6.png

菜の花の栽培あとは縦横に漉き込んだけどまだでこぼこで

3回目の耕転をしたけどまだ気に入らない

nae_202003240645081ad.png

トラクターの爪を変えてからもう一度耕します。

そういえばトラクターを買ってから6年目になりますが

ようやく爪を新しくしました。

特別な溶接棒で硬化肉盛り溶接をしてあったけど

結構長いこと使えましたよ。

いまごろ2回目の田起し 

カテゴリ:2020稲作

菜の花の収穫はやっぱり忙しくしてますが

田んぼの耕転がまだ六反ほど残ってたので

合間を縫って半日で耕しました。

20200203_130017.jpg

やっぱりまだ1回しか耕してなかったので

藁がかなり目立ち耕したあとも表面に出てます。

20200203_132352 (2)

雑草もだいぶ生えてきてますが冬草は問題ない

炭素率の高い藁をなんとか分解できればいいんだけど

これからはまだ気温が下がるのであまり期待できない。

20200203_160714 (4)

仕上がりは意外とうまく出来たように思うけど

実際のところ 代かきの時に浮き藁が増えるだろうな

今年は荒代と植え代を1週間ほどあけてやろうかと思ってます。

田起し3回でどこまで出来るかまた楽しみですワイ

田起2回目 

カテゴリ:2020稲作

菜の花の出荷は正月休み明けでまたまた忙しくしてますが

田んぼはまだ一回しか耕してないので長男に頼んで耕転してもらった。

20200104_161651.jpg

11月に入ってから耕した田んぼは雑草や藁がそれほど目立たないので

八反ほどはもう少し先に延ばします。


去年は代かきの時浮き藁がかなり出た所もあったんで

やっぱり3回は耕した方がよさそうだから2月後半にもう一度やるつもりです。


百姓以外のことでも新年会やお寺の研修会 それに飲み会もあって

余計に忙しくしてますが断れない性格だからね

まあなんとかのりきっていくっかないっしょ・・


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