ジャンボタニシ(スクリミンゴガイ)の感染経路 

カテゴリ:2013年稲作

考えてみれば最近は畔端会議をやる事が少なくなった

能率の良いコンバインで一気に稲刈りをしてしまうので人と会う事さえ少ない。

百姓同士の情報交換が乏しくなったと言う事でしょうか。


先日からお米を仕入れさせてもらってる横田さんの奥さんと話す事がありました。

稲の作り方から始まっていろんな話題が出てきたんですが

気になったのは今近隣で問題になってるジャンボタニシの話し

用水づたいに感染が広まるのなら話が分かるのですが

まったく居なかった村に急に発生する事がある。

人によっては子供が面白半分に取ってきてよそ村の用水に放すんだとか言ってますが

実はコンバインにくっついてくるそうです。


最近はコンバインや田植え機 それにトラクターも大型のを持って

遠くの村まで賃刈りや賃挽きをやってる業者的な農家が増えてきた

このコンバインの足回りや刈り取り部にジャンボタニシやその卵がくっついてくるらしい

もしかしたら強害雑草のクログワイやキシュウスズメノヒエも

同じように機械にくっついて広がってるかもしれない

コンバインだけじゃなく田植機やトラクターにくっついてくることもあるだろう。


我が村でも今年になって初めてジャンボタニシの卵を見つけました

017_20130922050851bd0.jpg

7月30日に撮った写真ですが 用水の壁にピンク色の卵が産みつけられてました

上流では全く発生してなかったのですが急にぽつんと発せいした

よく考えてみるとすぐそばの田んぼが稲刈りをよそ村のお百姓に頼んでた

あちこちの田んぼを賃刈りしてる農家だからやっぱりそれが運んできたんでしょう


この卵 水の中では孵化出来ないらしい

だから稲の株や用水の壁の水より上に卵を産みつける

見つけ次第 水の中に掻き落しておけば少しは個体数を減らせるでしょう

コメント

Re:ジャンボタニシ(スクリミンゴガイ)の感染経路

毎日拝見させて頂いています。
当地でも平成19年頃より増えて困っています。田植えから稲に被害の多い2週間程は気を使います。ご指摘のように機械に付着して他に感染はあります。近所でコンバインを借りている方は返却時特に足廻りは特に丁寧に掃除をしています。それから当然ですが宅地造成などで上土を捨てるときなどに感染させ、思わぬところに急に見かけるようになるようです。稲後に作物を作られている方はできませんが、寒(2月頃)にロータリーを高速で回し、2~3回程浅めに耕耘すると個体数を減少できそうです。

讃岐富士さんへ

2月にトラクターで高速耕転は効果がありそうですね
寒中にさらされるのと貝そのものを砕けるかもしれない

我が村では苗が食べられてしまうほどの被害はまだ出てませんので
これから覚悟しておきます

Re:ジャンボタニシ(スクリミンゴガイ)の感染経路

私も突然に現れたタニシに困惑した一人です。卵が農業機械に付着して移動したり稲藁の移動によって拡散すると聞いています。流速が毎秒50センチを超えると生息できないのだそうで用水路を堰き止めて流速を下げるとタニシに好都合の環境となるようです。 二枚の水田が直ぐ近くにあり、片方には発生があるのに、もう一方には認められていないのが不思議でしたが排水路を堰き止められて流速が落ちたからだと原因が判明しました。農薬として販売されているものは殆んど効果を期待できません。名称は言えませんがウェブページで調べると効果の大きな資材が見つかります。天然資材です。環境をどうとかはあるようですが、被害を受けてはタマリマセン。大雨の前を避け、2~3日間、排水を水路に出さないように注意さえすれば効果は絶大なようです。水路での生物にも影響しません。ただし、少しづつ何回か撒かないと一度では絶滅は無理です。環境破壊って言うけど持ち込んだものを処罰しないで自己防衛するものを咎めるというのは納得しかねますね。トラクターでの寒起こしも試しましたが効果は少ないようです。

怒り心頭さんへ

農業用水の流速による繁殖の違い参考になります。
我が村でもメインになる用水はいつも流れが早いので卵は目立ちませんが
支線の用水で水が溜まってる場所に卵が目立ちました。

こちらで言われてる駆除に使う資材ですが、椿油粕を使うと効果があるそうで
人間が食用にツバキ油を使ってるくらいだから無害だろうとの事でしたが
成分のサポニンが界面活性効果がありこれによって魚毒性があるので、ジャンボタニシの駆除目的で使うのは違反になるとか
肥料として使うには問題ないとの事です。
天然サポニンは2~3日で分解されるそうで、その間田んぼから水が流出しないように気を付けなければいけないようです。
我が家ではせっかくメダカが住む田んぼになってますので、控えたいと思ってます。

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